結論:PdMの職務経歴書は「実績3行+前後スクショ+一枚PRD」の提出パックにすると、Aha→TTV→D1の“再現性”が最短で伝わります。
夜の最終チェック。「経歴を厚くすれば…?」と悩むジュニアに、私は首を振りました。「厚みより、初回価値までの距離を縮めた証拠だ」。匿名のPdM組織でマネージャーをしている私は、事業の大小より“最短で価値に届くか”だけを見ます。だから提出パックはいつも同じ:Aha(初回価値)→TTV(到達時間)→D1(翌日活性)で差分を語る“実績3行”、それを一目でわかる“前後スクショ3点”、合意の速さを示す“一枚PRD”。この順で通ります。
Aha→TTV→翌日活性の順で見ると意思決定が速くなります。詳しくはKPI設計と運用ガイドへ。
1. 評価者が見ているのは“再現性”:Aha/TTV/D1で言い切る
(導入 200–300字)選考で落ちる主因は、実績が“タスクの羅列”だからです。PdMは「何を作ったか」より「価値に最短で届いたか」を問われます。そこで物差しをユーザー体験に合わせる。Aha=価値がわかった瞬間、TTV=そこに到達する時間(p50/p95)、D1=翌日も続く兆し。先にこの3点で成果を言語化すると、読み手のTTVが一気に短くなり、次の面接では“実務の話”に進めます。私は提出物の先頭を必ずこの三行にします。
(要点)Ahaは「◯分で◯◯完了」の一行/TTVはp50とp95を分けて“遅い人”を救った話を入れる/D1は保存→再開など代理指標でOK/遅行(売上/CVR)は下段の確認へ退避/「最短で価値へ」を貫く。
コピペ素材|実績3行テンプレ
【Goal】Aha=3分で◯◯を◯◯まで完了
【Action】見出し=結果の約束/クリック1つ化/遅延バリデーション/受入p95 ≤ 1500ms
【Result】Aha到達+◯pt/TTV p95 −◯秒/D1+◯pt(代理指標可)
(具体例)見出しを「2分で結果を保存—電話はかかりません」に差し替え、電話番号を後段任意化。Aha+5pt、p95 −60秒。
(まとめ)「価値に最短で届いた証拠」を三行に圧縮するのが出発点。
2. 図で刺す:前後スクショ3点(コピー/導線/エラー)
(導入 200–300字)採用者は多忙です。長文を読ませるより、3枚で“体感差”を見せ切る方が強い。1)見出し=結果の約束、2)導線=主ボタン1つ化、3)エラー=原因→行動の一行化。各画像に「Aha/TTV/D1のどれに効いたか」を注釈すると、説明のTTVが半分になります。ここで初めて「なぜ効いたか」を短く語る余地が生まれます。
(要点)Before/Afterの同寸スクショ/注釈は短く(Aha+◯pt、p95 −◯秒 など)/副次行動はテキストリンク化/保存導線を上部常設/例示つきエラーを確定後に一行表示/p95救済を必ず含める。
コピペ素材|キャプション雛形(3点セット)
①見出し:ご連絡先入力 → 2分で結果を保存—電話はかかりません(Aha)
②導線:二択ボタン → この条件で保存に統合(TTV)
③エラー:入力中に赤字 → 確定後に一行+例示(p95)
(具体例)この3枚と実績3行だけで一次通過。詳細質問は「どうやってp95を短縮?」と実務寄りに。
(まとめ)“3枚=体感の証拠”。文章より先に動きます。
3. 合意の速さを示す:一枚PRD(Non-Goals/受入p95/判定日)
(導入 200–300字)分厚いPRDは読まれません。重要なのは「決める速さ」を示せるか。私は一枚PRDに畳み、Non-Goals(今期やらない3点)と受入(G/W/T+p95)を一文で置き、判定日を先置きします。これだけで合意の摩擦が下がり、「入社後もこうやって決める人だ」と伝わります。
(要点)GoalはAha一行/KRsはAha+◯pt/TTV p50/p95 −◯秒/D1+◯ptに限定/受入は応答p95 ≤ 1500msなど一文で/判定日は◯曜固定/MVPは“最大不確実性×最小実験”。
コピペ素材|一枚PRD断片
【Goal】Aha=3分で◯◯完了
【Non-Goals】①双方向同期は今期やらない ②監査ログは検索のみ ③自動レポは次期
【Metric】Aha到達率/TTV(p50,p95)/D1
【Acceptance】Given◯/When◯/Then 応答p95 ≤ 1500ms(◯◯時は再試行)
(具体例)CSV取込の受入を「p95 90秒以内」に明記→レビュー短縮で即合意。
(まとめ)“線引き+一文品質+判定日”が、合意速度を証明します。
4. 提出の順番と面接フォロー:読み手のTTVを最短化
(導入 200–300字)良い中身でも、順番がズレると刺さりません。最短は「実績3行→一枚PRD→前後スクショ→ログ」。面接後は“翌日活性(D1)”を作るフォロー文で、学び→次の提案→提出の順に返します。希望年収は“価値の約束+判定方法”を置いた後に静かに。
(要点)60秒自己紹介はAha/TTV/D1の差分→提出の順で/逆質問は「評価の物差し」「今期Non-Goals」/フォローは三行+期日宣言/UTMや版を控える。
コピペ素材|提出順&フォロー文
順=①実績3行 → ②一枚PRD → ③前後スクショ → ④ログ
フォロー件名:昨日の面接の御礼と提出(三点)
本文:学び:◯◯がボトルネック/次:見出しの約束化・p95救済・受入p95宣言/提出:上記三点(判定日◯/◯)
(具体例)この順で翌日返信→「次回は施策レビューとして」の打診に昇格。
(まとめ)順番は力。読み手のTTVを削れば通過率は上がる。
5. よくあるNGと直し方:厚さ信仰/数字ゼロ/toB・toCの混線
(導入 200–300字)“厚いほど強い”という思い込み、数字が無いから書けない問題、toB・toCの文脈混在。どれも現場で見飽きたNGです。直し方はシンプルで、Aha/TTV/D1で三行に圧縮し、代理指標と前後スクショで補強、文脈はtoB=合意設計/toC=体感設計として書き分けること。
(要点)数字が無い→代理指標(完了率/応答p95/保存→再開)でOK/厚い→“本文=骨格、付録=詳細”に分離/toB→Non-Goalsと受入p95を強化/toC→コピーと導線の順番でp95救済/遅行は下段の確認。
コピペ素材|NG→修正の早見表
厚いポートフォリオ → 一枚PRD+三行に圧縮
数字ゼロ → 前後スクショ+代理指標で補完
toB/toC混在 → 合意設計 or 体感設計に書き分け
(具体例)“CVRだけ”を推す資料を三行+3枚に再構成→二次で「初動リスクが低い人」と評価。
(まとめ)NGは“物差しのズレ”。三行に戻せば整います。
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FAQ
- Q. 実績が少ないのですが、どう書けば?
- A. 小さな差分でOK。見出しの約束化/主ボタン1つ化/遅延バリデーションでAha+◯pt、p95 −◯秒を作り、三行で提示します。
- Q. toBの大規模案件はどう落とし込む?
- A. 合意設計を前面に。Non-Goalsと受入p95を冒頭に置き、Aha/TTV/D1を上流KPIとして提示します。
- Q. 売上・CVRは載せない方が良い?
- A. 週次の判断では使いません。最後に“確認”として添える程度にとどめ、上流の差分で価値を示しましょう。
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