結論:PRDは“文字で伝える”のではなく、“図で誤解を潰す”ことが大切です。
議事録が長文化しても、チームは迷います。しかし、体験フロー・データフロー・ガードレールを図解すれば、開発も営業もCSも同じ絵を指差せます。理由は、人は文章より視覚に引っ張られるからです。この記事では、PRDを図解で補強する型を紹介します。
1. 体験フロー図:Ahaまでの道を“3ステップで”描く
体験フローは、入口からAhaまでを一筆書きで示す図です。理由は、読んだ人が「何がゴールか」を即座に理解できるからです。文字だけだと、摩擦の場所や道の長さが曖昧になります。
【体験フロー図の型】
入口(例:招待リンク)
↓
画面1:入力必須2項目
↓
画面2:確認+CTA
↓
Aha:成果カード初回表示(イベント 'achieve_aha')
具体例:レビュー会議で、この図を1枚出すだけで「入口をメール登録にするかどうか」が即決しました。文章だと15分かかった議論が、図では2分で終わりました。
2. データフロー図:APIとイベントを“一意に”結ぶ
価値を測るにはデータが欠かせません。しかし、口頭説明だけではイベントの発火条件やAPIの返却条件が抜け落ちます。そこで、UI・API・イベントのつながりを矢印で図解します。それは、観測できない価値は存在しないからです。
【データフロー図(例)】
UI: チーム作成 → API: POST /teams → 成功200 → Event: achieve_aha発火
└→ 409/422 → Error toast (AC#D)
具体例:この図を使った結果、QAチームが「409時にイベントを送ってしまう」不具合を事前に防げました。
3. ガードレール図:やってはいけないことを“枠で”描く
PRDで忘れがちなのは「やらない条件」です。これを図で“枠”として描くと、ステークホルダーが安心します。理由は、「自由にやっていいが、この枠を越えるな」と可視化するだけで衝突が減るからです。
【ガードレール図(例)】
[必ず守る] Ahaは3クリック以内/TTV p95 ≤ 7分
[避ける] 初回から10項目入力/長文マニュアル必須
[条件付き] SSO導入はWon’t票(再審:Q2)
具体例:営業から「もっと項目を増やしたい」と言われても、この図を指差すだけで議論が収束しました。
4. 図のアンチパターン:細かすぎる・抽象すぎる
図が逆効果になるケースもあります。理由は、解像度のレベルが間違っているからです。
- 細かすぎる:ER図や時系列ログを全部入れる→誰も読まない
- 抽象すぎる:雲の上の概念図→誰も実装できない
- 更新されない:古い図のまま→混乱の種になる
解決策は、「Ahaまでの最短道」「イベントの発火点」「ガードレール3つ」だけを必ず図示することです。
5. 図解レビュー会議:20分で誤解を潰す
図解はレビュー会議で即効性を発揮します。理由は、図を基準に議論すれば、文言の解釈争いが消えるからです。
- 5分:体験フローを音読+指差し
- 10分:データフローを確認(発火条件を赤入れ)
- 5分:ガードレールを再確認
【ひと言で締める】
「この図の枠内なら進めてOK。枠を超える案はWon’t票で再審します。」
u-note:意思決定の順路を固定する
Aha→TTV→翌日活性の順で見ると意思決定が速くなります。詳しくはKPI設計と運用ガイドへ。
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FAQ
- Q. 図はどのツールで描くべき?
- A. ツールは問いません。FigmaでもMiroでも手書きでもOK。重要なのは「Ahaまでの最短道を3ステップで描くこと」です。
- Q. 図の更新コストが高いです。
- A. 更新はPRDとセットでv+0.1。図は軽量で十分。更新されない重い図こそ害です。
- Q. データフローまで描くと専門的になりすぎませんか?
- A. UIとイベント発火条件だけで十分効果があります。詳細はSRSに任せ、PRD図は“価値を守る最低限”に絞りましょう。
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