未経験からPdMへ:リアル経験談と“再現できる型”──Aha/TTV/翌日活性で評価を取りにいく
「ほんとに自分でもいけるのかな?」
夜11時、ノートの1ページ目に私はこう書きました。職種未経験、肩書きは別職種。けれど、プロダクトの意思決定にずっと関わりたかった。この記事は、そんな私が未経験→ジュニアPdMになったときの“生の手順”を、誰でも使える型に落としてまとめたものです。
結論だけ先に言うと、私が評価を取れた理由はシンプル。Aha→TTV→翌日活性という先行指標を最初から設計し、面接の語り→入社後の動き→最初の四半期の成果まで、一直線でつないだからです。数々の失敗も含めて、コピペで使える台本・テンプレを貼っていきます。
1. 面接前:物語の芯を“先行指標”で通す
どんな経歴でも、語りが分散すると弱くなります。私は自己紹介・事例・逆質問すべてを「Aha(初回価値)を早く届ける/TTVを縮める」に収束させました。以下の台本はそのまま使えます。
自己紹介(60秒テンプレ)
私は「初回価値を最短で届ける仕組みづくり」を得意としています。
直近は〇〇の体験で、Aha定義→TTV短縮→翌日活性を指標に改善を回しました。
貴社プロダクトでもAhaの再定義とオンボーディングの再設計から着手します。
事例トーク(STAR+先行指標)
Situation:初回価値に到達する前の離脱が多い状況
Task:Ahaを定義→TTVの短縮をKPIに改善ループ化
Action:アンケート×5人/週の軽量インタビューで摩擦点を特定、導線・文言・チュートリアルを同時に改善
Result:翌日活性の上がりを確認、次の賭け(Bet)に繋げた
面接全体の戦い方は、PdM面接突破法|面接官の心を掴むストーリー戦略と回答例 と PdM転職成功術|未経験から理想のキャリアを掴むための戦略と面接突破法 に詳しく書いています。面接直前の“1枚メモ”も載せています。
2. 入社0〜2週:ユーザー理解を最速で積む
やることは1つ。5人×15分の“軽量インタビュー”を毎週回し、観察+最近の行動+摩擦に絞って聞く。重たい調査は不要です。フォームは下記をコピペしてSlackに流せば動きます。
インタビュー募集のSlack文面(コピペOK)
ユーザーインタビュー(15分)募集
対象:直近2週間で〇〇機能を触った方
聞きたいこと:初回価値までの摩擦/次にやりたいこと
謝礼:スタバeギフト
日程:このリンクから選択してください→(Calendly等)
質問の型(5問だけ)
- 直近、〇〇を使った“具体的な行動”は?(スクショorログ前提)
- 最初に触った画面で戸惑った点は?
- 続けようと思った瞬間/やめた瞬間は?
- 代替手段は?(過去のやり方・他サービス)
- 理想の流れは?(1枚のメモでいいなら何が欲しい?)
聞き方のコツとNG集は ユーザーインタビュー完全ガイド|ジュニアPdMのための質問例&失敗回避 にまとまっています。
3. 入社2〜4週:判断ログは“一行”で残す(DECIDE-LOG)
会議を短く、前に進めるには、判断の透明化が効きます。以下のDECIDE-LOGは、議事録の代わりにSlackへ貼るだけ。
誰の・何を・なぜ今:◯◯セグメントの初回価値(Aha)を明確にするため
測るもの:TTV(Aha到達までの時間)
やらない:新規機能の追加はしない(UI文言と導線に限定)
次の賭け:A/BでLP→Aha到達率の差分を見る(2週間)
4. 入社1〜2か月:オンボーディングを“広義のプロダクト”で作る
UIだけでなく、文面・導線・CSスクリプト・チュートリアルすべてがプロダクトです。Aha定義に沿って、次の4点を同時に動かすと早い。
- LP/プロダクト内文言:最初の一歩を短く、利益(Aha)を一文で言い切る
- 導線:最短でAhaに触れる動線を上段へ
- チュートリアル:“見る”でなく“触る”設計(入力済み・ドラフト・テンプレ)
- CS:問い合わせ初回返信の台本をAha到達支援に寄せる
設計の要点は オンボーディング設計とTTV短縮の完全ガイド を参照。テンプレ+チェックリストつきです。
5. PRD断片(最小で良い):課題→要件→受入条件
“ドキュメント厚すぎ問題”に陥らないよう、PRDは薄く速く。必要最小限はこの3点。
- 課題:初回価値に至る前で◯◯の摩擦が発生
- 要件:初回タスクを3クリック以内/ガイド文言を置換/テンプレ自動挿入
- 受入条件:テストユーザー5名でAha到達まで◯◯分以内
要件定義が初めての人向けの落とし穴は 要件定義の壁:未経験でも乗り越えるための実践ガイド にまとまっています。
6. 1〜3か月:小さなMVPで“不確実性”を崩す
大きな正しさより、小さな学び。リリース→アンケート→インタビュー→ログ→再設計のループを回します。A/BでLP文言→プロダクト内文言→導線の順に打ったあと、MVPで“本当に価値が伝わるか”だけを検証。
設計のサンプルは MVP検証設計(BtoBtoC向け)完全ガイド をどうぞ。
7. よくある失敗と直し方
- 失敗:“面白そうな機能”に走る → 直し方:Aha定義に戻り、TTV短縮の仮説以外は一旦やめる
- 失敗:重たい調査で着手が遅い → 直し方:5人×15分の軽量インタビューを週1で固定
- 失敗:会議が長い → 直し方:DECIDE-LOGを“一行”で共有
8. 今日から動かすチェックリスト
- Aha定義を一文で書いた(誰が、何を得るか)
- TTVを“分”で測る仕組みを用意(ログ or 仮置きでOK)
- 5人×15分のインタビュー枠を確保
- Slack用のDECIDE-LOGテンプレをチャンネルに固定
- LP/プロダクト内文言/導線/CSスクリプトの改版計画を作成
関連記事(内部リンク)
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- PdM面接突破法|面接官の心を掴むストーリー戦略と回答例
- PdM転職成功術|未経験から理想のキャリアを掴む方法
- ユーザーインタビュー完全ガイド|質問例&失敗回避
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