ダッシュボード設計とKPIツリー|Aha・TTV・翌日活性から“見れば判断できる”を作る

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「毎朝ダッシュボードを開くけど、何を決めれば良いのか分からない」──ジュニアPdMの頃の私です。数字はきれいに並ぶのに、会議では“様子見”。その日を変えたのは、Aha(初回価値)→TTV(到達時間)→翌日活性を核にして、KPIツリーとダッシュボードを“意思決定の装置”に作り替えたこと。すると、朝の5分で「今日の一手」が決まるようになりました。この記事は、その再現手順をテンプレ付きでまとめた実務ガイドです。

1. 全体像:KPIツリーは「顧客KPI × 事業KPI」のペアで

ねらい:売上などの遅行指標に振り回されず、手触りのある先行指標から逆算する。
やり方:まず顧客KPI(Aha/TTV/翌日活性)を置き、事業KPI(転換/継続/ARPU)をペアで監視。
よくある失敗:ダッシュボードが“報告用の百科事典”化する。→意思決定に不要な指標は外す

顧客KPI(先行) 事業KPI(遅行) つながり方(例)
Aha到達率 無料→有料転換率 Aha体験が強いほど転換が上がる
TTV中央値 初月解約率 価値到達が速いほど短期解約が下がる
翌日活性 LTV/継続月数 翌日の再起動が中長期継続に波及

KPIの考え方は、KPI設計完全ガイドに詳しく整理しています。

2. 設計の5ステップ:目的→先行指標→イベント→可視化→運用

  1. 目的を一行に:「新規ユーザーのAha到達率を今月+8pt」
  2. 先行指標を定義:Aha/TTV/翌日活性の定義と言い切り条件(受入条件)
  3. イベント設計:計測する“行動”を最小で(後述テンプレ)
  4. 可視化:3枚ダッシュボード(オンボード/活性/流量)
  5. 運用:週次15分レビュー+判断ログで賭けを回す

OKRやロードマップとの接続は、OKR×ロードマップの組み立て方を参照。

3. “3枚だけ”のダッシュボード構成(雛形)

背景:見すぎると判断が鈍る。
狙い:見れば判断できる3枚に絞る。

① Onboarding(Aha/TTV)

  • Aha到達率(週/日)
  • TTV中央値と分布(セグメント別)
  • 離脱Top3のステップと理由

② Activation(翌日活性)

  • D1活性率(全体/チャネル/導線別)
  • 再起動トリガーの反応(メール/アプリ内/CS接触)
  • 副作用チェック(苦情/チケット数)

③ Flow & Outcome(流量×結果)

  • 無料→有料の転換率(Aha到達の有無で分解)
  • 解約率(TTVの速さで分解)
  • ARPU/LTV(翌日活性の高低で分解)

オンボーディングの作り方は、オンボーディング設計とTTV短縮を土台にすると速いです。

4. イベント設計テンプレ(コピペOK)

“行動の名前”と“属性”を最小で。命名は「動詞_目的語」。

イベント名, 説明, 属性
view_onboarding, オンボード開始画面表示, variant(A/B), channel, device
complete_onboarding, 初回設定完了(Aha到達), time_to_complete(sec), segment
trigger_reactivation, 再起動トリガー表示, type(email/inapp/cs)
reactivation_click, 再起動トリガー反応, type, latency(sec)
purchase_started, 支払い開始, plan
purchase_completed, 支払い完了, plan, coupon

重い実装の前に学習を先取りするなら、MVP検証設計(BtoBtoC向け)の型で試作→学習→採択が安全です。

5. 週次レビューの台本(15分で終わる)

  1. 結論先出し(1分):「今週はAha+4pt、TTV-18%。次は文面Bを採択」
  2. 先行指標(6分):Aha/TTV/翌日活性の推移→学び
  3. 賭けの判断(6分):採択/保留/却下と次の施策
  4. アクション宣言(2分):誰が何をいつまでに

Slack文面(コピペOK)

#weekly-review
【結論】Aha +4pt / TTV -18%(対象:新規◯◯セグメント)
【学び】「◯◯の不安」文面Bが有効。翌日活性 +3pp
【決定】文面Bを採択、導線ショートカットのA/B開始(n=◯◯/群)
【次の賭け】Aha→翌日活性のブリッジ改善(推奨アクションを単一提示)

6. よくある失敗と直し方

  • 図がきれいすぎる:判断に不要な指標は出さない。先行指標を最上段に。
  • KPIが“部署ごと”:顧客KPIと事業KPIをペアで置き、逆方向の動きを検知。
  • アラートが無い:Aha/TTV/翌日活性に閾値アラートを設定(朝の手動確認をやめる)。
  • コメントの属人化:判断ログを“一行”で残す(WHO/WHAT/BET/METRIC/NOT/NEXT)。

7. コピペ素材まとめ

① KPIツリー(テキスト雛形)

Goal:新規の初回価値体験を強化して、転換と継続を底上げ
 ├ Aha到達率(先行)→ 無料→有料転換率(遅行)
 ├ TTV中央値(先行)→ 初月解約率(遅行)
 └ 翌日活性(先行)→ LTV(遅行)

② 判断ログ(DECIDE-LOG:一行)

WHO=◯◯セグ / WHAT=Aha手前の◯◯で迷う / BET=文面B+導線短縮 / METRIC=Aha+5pt/TTV-20%/7日 / NOT=機能追加 / NEXT=再起動トリガー検証

③ ダッシュボード命名規則

ページ名:01_Onboarding / 02_Activation / 03_Flow_Outcome
チャート名:[指標]_[セグメント]_[期間](例:AhaRate_New_7d)

8. 物語:数字が“会話を短くする”瞬間

ゼロイチのBtoBtoC案件で、週次会議は1時間を超えるのが常でした。ダッシュボードを3枚に絞り、先行指標を最上段に置いてから、会議は20分で終わるように。特に「TTVの短縮」が初月解約率の低下に直結することが見えた瞬間、ロードマップの優先順位は自然に揃いました(企業名・実数は非公開)。

9. 関連記事(内部リンク)

10. FAQ(見える形で設置)

Q. ダッシュボードにどれだけ指標を載せれば良い?
A. “3枚×3指標”が基本。先行指標が動くか以外は会議に持ち込まない。
Q. SQLや設定が難しいのですが?
A. まずはイベント名と受入条件を決める。可視化は既存のBIで十分。
Q. 売上は見なくて良い?
A. 見ます。ただし“ペア”で。Aha/TTV/翌日活性と並べて相関を見るのがポイント。

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