【2025年版】【図解】OKR×ロードマップの組み立て方|先行指標から引く四半期設計
「今期のOKR、作りました。…でも、週次の会議になると毎回“やること”の話に戻ってしまう」──ジュニアPdMが最初にぶつかる壁です。
私もチーム立ち上げ期に同じ穴に落ちました。プロジェクトは動くのに、価値が動いていない。会議後のSlackに『で、先行指標は?』と自分で書いてハッとした夜、翌朝の15分で四半期の骨格を引き直したところから、流れが変わりました。
この記事は、OKRを「Aha→TTV→翌日活性」などの先行指標から逆算し、四半期ロードマップまで一気に落とす現場手順を書き下ろしたものです。やり方だけでなく、物語+会話調で判断の勘所を再現します。
このガイドで分かること(先に地図)
背景→狙い→このリストで何が分かるか、を一言で。
「OKRが作業リスト化する」問題を、先行指標ベースの設計と運用テンプレで解消します。
- OKRを先行指標から逆算する“15分の骨格づくり”
- RICEで迷わない優先順位(ミニMVPの切り出し方)
- 1枚ロードマップ&PRD断片(コピペOK)
- 週次の運用台本(Slack文面/チェックリスト)
- よくある失敗とその直し方
OKRは「先行指標」から書く──Aha/TTV/翌日活性
ねらい:売上など遅行指標ではなく、動かせる先行指標にフォーカス。
やり方:まずAha(初回価値)の定義、次にTTV(Aha到達までの時間)、最後に翌日活性(次回行動の再起動)を決める。
失敗と直し方:「登録数」「セッション数」だけを追う → 価値到達率と到達時間に置換。
会話の断片(朝会):
A「今週はLPのABを…」
私「OK。で、Aha定義に対する到達率は?」
B「Aha=『初回レコメンドが刺さる』で、現状28%。今週は文面と導線でTTVを6→4分へ」
私「いい、“Aha→TTV”に寄っている。そのままOKRに反映しよう」
先にAha/TTVの設計を学びたい方は、オンボーディング設計とTTV短縮の完全ガイドをどうぞ(導線・文面・受入条件の具体例)。
四半期の骨格を15分で引く(OKRキャンバス)
ねらい:“やること”から離れ、価値の変化を中心に骨格を置く。
やり方:下のキャンバスをコピペ→朝会前の15分で埋める。
失敗と直し方:Oに「売上」「MAU」を置く → O=価値の変化のストーリーに書き換える。
[OKRキャンバス(四半期・コピペOK)]
O(価値の変化を一文):例)「新規ユーザーのAha到達率を20%→35%へ」
KR1:Aha到達率 xx%(定義:____)
KR2:TTV xx分 → xx分
KR3:翌日活性 xx%(翌日/翌週の再起動)
ベット(2週間単位の賭け):B1/B2/B3…
リスク & ガードレール:____
計測の前提:ダッシュボードURL、受入条件、イベント名
ロードマップの基礎設計は、入門記事の枠組みがハマります →
プロダクトのロードマップ作成に悩むジュニアPdMへ:基礎から実践まで
優先順位は“賭けやすさ”で決める──RICE×ミニMVP
ねらい:先行指標を最短で動かす。
やり方:RICE(Reach/Impact/Confidence/Effort)で見積 → 2週間で回せるミニMVPに落とす。
失敗と直し方:重い改修に張る → 導線・文面・受入条件など“広義のプロダクト”でまず動かす。
[RICEメモ(短縮版)]
案A:R=3,000 I=中 C=70% E=2人日 → Score=__
案B:R=1,000 I=高 C=60% E=1人日 → Score=__
決定:案B(翌日活性の再起動を最優先)
スコアリングの詳しい手順は、RICEで迷わない優先順位付け|実践ガイドにまとまっています。
1枚ロードマップ&PRD断片(チーム共有用の最小単位)
ねらい:合意形成を速くし、差し戻しを減らす。
やり方:1枚で「背景→仮説→受入条件→計測→リスク」を共有。Slackに貼る前提で短く。
[1-Page Roadmap(PRD断片付き)]
背景:____(誰の何の摩擦)
仮説:Aha到達率は「__文面__導線」で上がる
受入条件(GWT):Given/When/Thenを3行以内で
計測:Aha到達率、TTV、翌日活性(ダッシュボードURL)
リスク:____(例:既存導線との競合)
備考:CSスクリプト更新、メール文面、チュートリアル差し替え
ミニMVPの切り出しに迷ったら、MVP検証設計(BtoBtoC向け)完全ガイドが近道です。
週次の運用台本(Slack文面/チェックリスト)
ねらい:“やったこと報告”から、“価値が動いたか”の会話へ。
やり方:Slackに固定テンプレ+月曜朝の定性5人×15分。
[Slack:週次スレの雛形(コピペOK)]
#okr-weekly _/_〜_/_
1) 先行指標の変化:Aha xx% (+3), TTV xx→xx, 翌日活性 xx% (+1)
2) 学び:____
3) 次のベット:____(2週間)
4) やらない理由:____(判断ログURL)
[軽量定性(15分×5人/毎週)]
目的:Aha到達までの摩擦発見
質問:直近の具体行動 → どこで止まった? → 代替 → 理想
アウトプット:状況/動機/障壁/トリガー で1カード化
質問の型は、ユーザーインタビュー完全ガイドがすぐ使えます。
KPIとダッシュボードの“最低限”
ねらい:OKR→週次運用→意思決定を滑らかに接続する。
やり方:ダッシュボードに先行指標(Aha/TTV/翌日活性)を先頭に置く。
失敗と直し方:PVやセッションから始まる → 価値の変化を最上段へ。
設計の基礎は PdMが成果を出すKPI設計と運用の実践ガイド を参照。
よくある失敗と直し方(3選)
- 失敗:OKRが「やること」で埋まる。
直し方:Oを“価値の変化”の一文へ。KRはAha/TTV/翌日活性のみで再定義。 - 失敗:四半期の賭けが重い。
直し方:2週間のミニMVPに分割。導線・文面・CSスクリプトも“広義のプロダクト”。 - 失敗:週次が作業報告会。
直し方:テンプレを固定し、先行指標の変化→学び→次のベットのみ共有。
今日から使えるチェックリスト
- Aha/TTV/翌日活性の定義を一文で言えるか?
- OKRキャンバスを“15分”で埋めてみたか?
- 次の2週間のベットをミニMVPで切ったか?
- 週次Slackのテンプレを固定したか?
- 判断ログ(やらない理由を含む)を一行で残しているか?
内部リンク(さらに深掘り)
- ロードマップ作成|基礎から実践まで:四半期→月→週の落とし込み手順
- オンボーディング設計×TTV短縮:Ahaまでの3クリック設計
- MVP検証設計(BtoBtoC向け):2週間で学びを最大化する切り方
- RICEで迷わない優先順位付け:賭けやすさの見積もり方
- ユーザーインタビュー完全ガイド:毎週の軽量定性の回し方
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